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—— 「将来の世の中をこうしたい」と信じて行動するファウンダーと、「今の世の中で最適解を見つけたい」と考えて行動するフォロワーといった違いでしょうか。だとすると、見ている未来もファウンダーとフォロワーでは全く変わってきそうですね。
藤野 普通の人って「過去は過去、現在は現在、未来は未来」ですよね。ファウンダーは違います。私もアナリストとして多くのファウンダーにお会いしますが、彼らの特色は過去と現在と未来がつながっている「チューブ状の世界観」を持っているとでも言いましょうか。時間軸が特殊な人たちなのです。
—— ソフトバンク社長の孫正義氏が緑の板(=LANボード)を持って「これが世界を変えます」と発言した時のようなイメージですか?
藤野 そうそう。ある意味で、時間軸が壊れているんです。でも夢を見る力って、そこの部分が結構大きいですよね。私が考えるに、世の中の7割くらいの人は「今見えていることしか見えていない」。2割は「今見えていることも見えていない」(笑)。そして1割だけ、「今見えていないことが見える」。その中にファウンダーがいる。
—— 9割の人が見えていないことを、LANボードという形で孫氏は可視化したというわけですね。当時、どれだけの人に理解を得ることができたかはちょっと置いていて。ただ9割が見えていない内容を説明しようにも、言葉だけでは、単なる妄想と受け止められてしまいかねません。
藤野 「映像化」というのは、リーダーの大事な仕事の1つだと思います。「イメージできないことはマネジメントできない」という言葉もあります。自分のなりたい将来や未来をいかに動画で、色をつけて見せられるかというところがすごく大切ではないかと。